第1-1-65図は、休廃業・解散企業における損益別構成比の推移を、企業規模別に見たものである。これを見ると、中規模企業では、休廃業・解散企業に占める「黒字」の割合が2019年をピークに減少傾向にあり、2022年には半数を下回ったが、足下では再び過半数となっている。一方、小規模事業者においては、「赤字」の状態で休廃業・解散に至る割合が2023年に半数を超え、2024年も引き続き「赤字」の割合が過半数を占めていることが分かる。

第1-1-65図 休廃業・解散企業の損益別構成比の推移(企業規模別)

Two stacked bar charts showing the percentage composition of black ink (profit) and red ink (loss) for closed and dissolved companies by size from 2015 to 2024. Chart (1) for medium-sized enterprises shows a peak in black ink in 2019 followed by a decline, while Chart (2) for small businesses shows a more stable but slightly declining trend in black ink.

(1) 中規模企業

黒字 (%) 赤字 (%)
2015年 56.7% 43.3%
2016年 61.8% 38.2%
2017年 54.8% 45.2%
2018年 58.2% 41.8%
2019年 64.5% 35.5%
2020年 58.0% 42.0%
2021年 51.9% 48.1%
2022年 49.8% 50.2%
2023年 56.9% 43.1%
2024年 52.0% 48.0%

(2) 小規模事業者

黒字 (%) 赤字 (%)
2015年 55.5% 44.5%
2016年 55.3% 44.7%
2017年 53.8% 46.2%
2018年 54.4% 45.6%
2019年 56.7% 43.3%
2020年 56.1% 43.9%
2021年 56.0% 44.0%
2022年 55.2% 44.8%
2023年 49.5% 50.5%
2024年 49.6% 50.4%
Two stacked bar charts showing the percentage composition of black ink (profit) and red ink (loss) for closed and dissolved companies by size from 2015 to 2024. Chart (1) for medium-sized enterprises shows a peak in black ink in 2019 followed by a decline, while Chart (2) for small businesses shows a more stable but slightly declining trend in black ink.

資料:(株)帝国データバンク「企業概要ファイル」再編加工

(注)1.(株)帝国データバンクが調査・保有する企業データベースを基に集計したもの。休廃業・解散とは、倒産(法的整理)によるものを除き、特段の手続きを取らずに企業活動が停止した状態を確認(休廃業)、若しくは商業登記等で解散(ただし「みなし解散」を除く)を確認できたものを指す。

2.調査時点での休廃業・解散状態を確認したもので、将来的な企業活動の再開を否定するものではない。また、休廃業・解散後に法的整理へ移行した場合は、倒産件数として再集計する場合もある。

3.ここでの「小規模事業者」とは、中小企業基本法に定める「小規模事業者」のことを指す。「中規模企業」とは、同法に定める「中小企業者」のうち、「小規模事業者」を除いた者を指す。なお、企業規模は企業概要ファイルの情報に基づき分類をしている。

4.「黒字」及び「赤字」の判定は、休廃業・解散する直前期の決算の当期純利益に基づいている。なお、ここでの直前期の決算は、休廃業・解散から最大2年の業績データを遡り、最新のものを使用している。

5.会社法上の「会社」に該当する企業(株式会社・合資会社・合名会社・合同会社のほか、有限会社を含む。)に限定して集計している。