第2-2-35図は、経営計画を策定したことに
よる効果について、スケール別に確認したものであ
る。これを見ると、「経営状況の把握」、「自社の
強みや弱みの理解」は、いずれのスケールにおい
ても回答した割合が高いことが分かる。スケール
別では、「10億円未満」において、「補助金の獲
得」と回答している割合が特に高く、補助金の申
請を契機に経営計画の策定に取り組んだ事業者が
一定数存在することが示唆される。一方で、「業
績の向上」については、スケールが小さいほど、
その回答割合が低くなっている傾向があり、経営
計画を策定する過程で自社の経営状況や強み・弱
みを把握する機会にはなっているものの、業績面
への効果までは実感できていないという現状がう
かがえる。
第2-2-35図 経営計画を策定したことにによる効果(スケール別)
| 効果 | 10億円未満 (n=7,574) | 10億円以上~50億円未満 (n=3,850) | 50億円以上~100億円未満 (n=674) | 100億円以上 (n=433) |
|---|---|---|---|---|
| 経営状況の把握 | 54.4% | 60.1% | 57.6% | 59.4% |
| 自社の強みや弱みの理解 | 39.3% | 38.7% | 40.1% | 39.5% |
| 業績の向上 | 29.0% | 38.3% | 45.8% | 45.5% |
| 補助金の獲得 | 20.0% | 6.1% | 4.0% | 4.2% |
| 融資の獲得 | 14.6% | 12.4% | 12.0% | 7.9% |
| 取引先への共有 | 4.0% | 4.7% | 4.7% | 4.2% |
| その他 | 2.7% | 2.6% | 2.2% | 2.8% |
| 特にない | 2.7% | 2.2% | 1.5% | 1.6% |
Horizontal bar chart showing the effects of business plan formulation by scale. The chart compares eight effects across four size categories: 10億円未満 (n=7,574), 10億円以上~50億円未満 (n=3,850), 50億円以上~100億円未満 (n=674), and 100億円以上 (n=433).
資料:(株)帝国データバンク「令和6年度中小企業の経営課題と事業活動に関する調査」
(注)1.ここでスケールは、直近(1期前)の売上高に基づいて集計しており、1期前において「事業を開始していない」と回答した事業者は集計から除いている。
2.経営計画の策定状況について、「策定している」と回答した事業者に聞いたもの。
3.複数回答のため、合計は必ずしも100%にならない。