事例:豊田市脱炭素スクール

愛知県豊田市は、豊田商工会議所や豊田信用金庫と連携して、2050年「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて、事業者の自主的な脱炭素化に向けた取組の実現を支援するため、2021年から脱炭素経営のポイントや省エネ推進・再エネ導入の実践手法を学び合う場として、「豊田市脱炭素スクール」を開校した。豊田市は事務局として全体企画やスクール運営、参加者の募集、事業の啓発、中小企業診断士の手配等、豊田商工会議所や豊田信用金庫は集客の協力やスクール会場の提供、企業向け支援メニューを紹介するという役割分担で、支援を行っている。

スクールのカリキュラムとしては、約1年間にわたって実施する講義を通じて脱炭素経営やCO 2 削減対策の基礎知識やポイントなどを学ぶ「講義」と、自社のCO 2 削減効果のシミュレーションや事業計画の組立てを学ぶ「演習」を組み合わせた内容となっており、受講者が脱炭素経営の基礎を学び、脱炭素経営のアクションプランシートを作成することをゴールとしている。

スクールでは、一方向で答えを教えるのではなく、過去にスクールを修了した参加企業同士の双方向のコミュニケーションを通じて、互いに気づきの機会を与え、企業が自主的に脱炭素化を進めていくための支援を行っており、これまでに製造業、建設業、運輸業等の約40社が参加し、修了認定が授与されている。

コラム

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豊田市脱炭素スクール 脱炭素経営計画の検討の流れ

脱炭素経営計画の検討の流れ

ゴールに向けたフェーズ 回数 内容
①気づきを得る
②自社の状況を知る
第1回 (11月頃) 開校特別講演会
「脱炭素経営の動向と視点を知る」
第2回 (12月) ・CO 2 排出量算定によるエネルギー消費量の見える化
・CO 2 削減率の目標設定について
・Scope 1~3の考え方について
第3回 (2月) ・省エネ・再エネの取組の検討について
・脱炭素経営を実施する企業の事例紹介
第4回 (3月) ・中間発表・事例紹介
③脱炭素経営の方針を考える
(ゴール想定)
④脱炭素経営アクションプランの組み立て
第5回 (4月) ・豊田市や国からの施策と支援メニューの紹介
・脱炭素経営のアクションプランを組立てる
・ニーズに応じた話題提供
(省エネ取組紹介、SBTイニシアチブの紹介など)
・アクションプラン組立て要素の総おさらい
・テーマを選び、グループワークで検討を深める
第6回 (5月)
第7回 (6月)
第8回 (7月) ・修了式
・成果発表

※具体的なスクールの流れについては、豊田市脱炭素スクール冊子をご参照ください。(こちらの二次元コードからアクセスできます)
※この二次元コードは外部サイトにアクセスします。

資料:豊田市環境政策課作成

QR code linking to the豊田市脱炭素スクール冊子
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