② M & A の課題
ここからはM & Aの課題や障壁について確認していく。第2-2-62図は、M & Aを実施した事業者に対して、その経験を踏まえた課題を確認したものである。これを見ると、「買収判断に必要
な情報収集・分析」と回答した割合が最も高く、次いで「買収先の経営陣・従業員の理解を得ること」、「仲介手数料の費用負担」と続いていることが分かる。
第2-2-62図 M&A実施時の課題
(n=1,373)
| 課題 | 割合 |
|---|---|
| 買収判断に必要な情報収集・分析 | 41.9% |
| 買収先の経営陣・従業員の理解を得ること | 34.0% |
| 仲介手数料の費用負担 | 25.1% |
| 買収資金の調達 | 22.5% |
| 買収先の発掘 | 19.8% |
| 自社の役員・従業員の理解を得ること | 16.9% |
| 煩雑な買収手続きへの対応 | 16.2% |
| 適切な相談相手の確保 | 15.8% |
| 買収先のステークホルダーの理解を得ること | 11.5% |
| その他 | 5.0% |
| 特にない | 11.3% |
Horizontal bar chart showing M&A implementation issues. The x-axis represents percentages from 0% to 50%.
資料:(株)帝国データバンク「令和6年度中小企業の経営課題と事業活動に関する調査」
(注) 1.組織形態について「法人」と回答した事業者に聞いたもの。
2.ここでの「M&Aの実施」とは、他社又は他社事業を買収することを指す。なお、「他社の買収」とは議決権過半数に当たる株式を取得すること、「他社事業の買収」とは事業譲受のことを指す。いずれも有償・無償かは問わない。
3.直近5年間程度において、他社又は他社事業を買収(M&A)したと回答した事業者に聞いたもの。
4.複数回答のため、合計は必ずしも100%にならない。