2. 域内経済への貢献度合い
続いて、企業がスケールアップを実現することによる域内経済への貢献度合いについて、域内取引の観点から確認していく。
第2-2-3図は、中小企業の域内仕入高及び域内仕入率について、スケール別に確認したものである。これを見ると、「域内仕入高」と「域内仕入
率」のいずれも、「100億円超~200億円以下」において最も高いことが分かる。
この調査結果から一概にはいえないが、スケールアップを実現した企業は、地域のサプライチェーンの中で域内需要を創出し、地域経済を牽引する役割を果たしている可能性が示唆される。
第2-2-3図 域内仕入高・域内仕入率(スケール別)
| スケール別 | 域内仕入高 (左軸) (百万円) | 域内仕入率 (右軸) | サンプル数 (n) |
|---|---|---|---|
| 1億円以下 | 5 | 10.7% | 104,295 |
| 1億円超~10億円以下 | 26 | 9.0% | 268,549 |
| 10億円超~50億円以下 | 193 | 10.4% | 75,076 |
| 50億円超~100億円以下 | 747 | 11.0% | 12,678 |
| 100億円超~200億円以下 | 1,601 | 11.9% | 7,018 |
A combination bar and line chart showing 'Intra-regional procurement amount' (blue bars, left axis in millions of yen) and 'Intra-regional procurement rate' (red line, right axis in percent) across five company size categories. The x-axis shows size categories from '100 million yen or less' to 'over 100 billion yen to 200 billion yen or less', with sample sizes (n) provided for each. The left y-axis ranges from 0 to 2,000 million yen, and the right y-axis ranges from 0% to 20%.
資料:(株)帝国データバンク「企業概要ファイル」、「取引シェア推計データ」再編加工
(注)1.「域内仕入高」は本社が所在する都道府県内からの仕入高(中央値)。「域内仕入率」は売上高に占める「域内仕入高」の割合(中央値)。
2.(株)帝国データバンクが調査・保有する企業データベースに企業情報が収録されている企業のうち、2023年の売上高及び域内仕入高の両方が確認できる企業について集計している。「域内仕入高」について、企業の取引関係は(株)帝国データバンクが過去3年以内に調査を行い把握できたものに限り集計している。
3.会社法上の「会社」に該当する企業(株式会社・合資会社・合名会社・合同会社のほか、有限会社を含む。)に限定して集計している。