③従業者一人当たり売上高平均値
第2-2-12図は、スケールの変動状況別に、従業者一人当たり売上高平均値の推移を見たものである。これを見ると、「スケールアップ」企業は、10年間で従業者一人当たり売上高平均値を高めていることが分かる。一方で、「維持」企業は10年間でおおむね横ばい、「スケールダウン」企業は減少傾向にあることが分かる。
第2-2-11図の結果も踏まえると、「スケールアップ」企業と「維持」企業の違いは、いずれも雇用を拡大している中で、前者は従業者一人当たり売上高平均値を高めているが、後者は横ばいで推移している点にある。スケールアップを実現するためには、単に、人材の数を確保するだけでなく、従業者一人当たりの売上高を高めるための取組も重要である可能性が示唆される。
第2-2-12図 従業者一人当たり売上高平均値の推移(スケール変動状況別)
| 年度 | スケールアップ (n=3,659) | 維持 (n=5,264) | スケールダウン (n=1,931) |
|---|---|---|---|
| 2013 | 100.0 | 100.0 | 100.0 |
| 2014 | 105.0 | 101.0 | 95.0 |
| 2015 | 105.5 | 98.0 | 91.0 |
| 2016 | 105.5 | 95.0 | 89.0 |
| 2017 | 109.2 | 99.3 | 89.2 |
| 2018 | 112.0 | 101.0 | 89.0 |
| 2019 | 111.0 | 96.0 | 84.0 |
| 2020 | 105.0 | 91.0 | 77.0 |
| 2021 | 112.0 | 95.0 | 78.0 |
| 2022 | 120.7 | 103.7 | 78.9 |
Line graph showing the trend of average sales per employee from 2013 to 2022 for three groups: Scale Up (n=3,659), Maintain (n=5,264), and Scale Down (n=1,931). The Y-axis represents the index (2013=100). Scale Up shows a significant increase to 120.7, Maintain stays relatively flat around 100, and Scale Down decreases to 78.9.
資料:経済産業省「企業活動基本調査」再編加工
(注) 1.パネルデータを基に算出している。パネルデータの詳細は、第2部第2章第2節冒頭の脚注を参照。
2.従業者一人当たり売上高平均値=売上高÷本社本店・本社以外・他企業出向者従業者数合計。
3.2013年度と比較した、2022年度までの変化を見たもの。